本やら美術やら舞台やらが好きな人が、ひたすらに好きなものへの愛を叫んだり叫ばなかったりするブログです。読書歴は(http://booklog.jp/users/naneko)

日本とファンタジーと私と

読んできた本は、視界を形作ると思っている。

世界を見た時の視界が変わるんじゃないかな、と。

 

私の視界を形作っているものは、いわゆる「和製ファンタジー」と呼ばれる部類の書物たち。

あまりにも好きすぎるので、とにかく自分が好きなものを紹介しまくろうと思う。

まずはこれ。NHKのドラマにもなった有名作。

新潮文庫からより安価なものも出ているが、私はこの偕成社のものを推す。

このシリーズの何がいいって、挿絵があること。挿絵がまたね、いいんです。素敵。

「守り人」シリーズは元来、児童書に分類される。現実とは違う世界で繰り広げられる冒険ファンタジー。THE 児童書。理想の児童書といっても過言ではないテーマ。

でも、実はそのような表層的な楽しさに止まらない、とてつもない深遠さがある。

地政学の教科書かと思うような綿密で絶妙なバランスの国際関係の元で、実に現実味溢れる政治的駆け引きが行われ、さらには人間の醜さも美しさも強かさも弱さも描かれる。

何度でも読める。本当に。最高。大好き。私はこんな強い女性になりたい。

政治を学んでいる人にこそ、是非とも読んでいただきたい。

 

 

上橋菜穂子さんの作品では下記の2シリーズも言わずもがな最高に面白い。

ハードカバーの小説はほとんど買わないのだけれども、こればかりは全部ハードカバーで揃えている。でもここでは文庫版をリンクします。 

 こちらは6月17日に角川で文庫化予定。

鹿の王 上下巻セット

鹿の王 上下巻セット

 

 

 

上橋菜穂子さんと並べられる和製ファンタジーの大家といえば、そう、萩原規子さん。

 こちらも有名、『西の善き魔女』シリーズ。

小学生の時に読んでハマりにハマった。

簡単にいえば、これは、1人の少女の成長物語。

半ば巻き込まれたような形で政治と陰謀の世界に放り込まれてしまう主人公。恋と、自分の望む人生と、求められる自分と…それらの狭間の中で揺れ動きながら、成長していく姿が描かれている。

最後に描かれるその後の少女の力強さは何度読んでも涙を誘う。

8巻とそこそこのボリュームだけれども、スピード感のある展開で長さを忘れられる作品。

大学生になって自分の手元にどうしても置きたくなり、まとめて全巻購入してからは2日間ほど寝るのも忘れて一気読みしてしまいました。

 

 

あとね、この方も大好き。たつみや章さん。 

月神の統べる森で

月神の統べる森で

 

 どうやら絶版になってしまっているものが多く、手元に揃えたいと思いつつもなかなか叶っていない。

この方の描く世界は、日本の縄文時代が多い。

古事記に描かれるような神々と、人間とが織りなすファンタジー。

登場人物の心理描写がとっても繊細で、そのなんとも暖かい神々の振る舞いと相まって、一度読んだら一生憧れ続けてしまうような世界が広がっている。

講談社さん、再販してください!できれば全巻セットを!!

 

前述の作品たちと少し毛色は違うけれども、佐藤さとるさんの作品も、私の宝物です。

幼い頃に父から譲り受けたこのシリーズは、自然に対する畏怖と、この世の中の「わからない」ものたちへの興味関心とを教えていただきました。

2017.2.9に亡くなったことを知った時は、とても寂しい気持ちになりました。 コロボックルの世界は、私の心に残り続けます。

 

 

まだ手元に置けていなくて久しく読んでいないのでここでは敢えて触れないけれど、小野不由美さんの『十二国記』シリーズも大好き。

間違いなく、私の人生は和製ファンタジーによって彩られている。

ファンタジーは、『ナルニア』『ハリーポッター』『指輪物語』だけじゃない!とにかく、日本のファンタジーめっちゃいいぞ!ってことが言いたい!!幾つになっても、私は和製ファンタジーの信者です!!!